月報「流山」より

「いつものように」

2021年3月 牧師 宗形和平


「ダニエルは、その文書に署名されたことを知って自分の家に帰った。その屋上の部屋はエルサレムの方角に窓が開いていた。彼は以前からしていたように、日に三度ひざまずき、自分の神の前に祈って感謝をささげていた。」

ダニエル書6章10節


 

 緊急事態宣言も解除の見通しが出されてきました。思いもかけないことが起こり、これまで考えていなかったことに目を向けさせられる一年を過ごしました。その間に新会堂が建てられ、けれどなお集まることができずに、ということを繰り返しながら、そのような不自由さに左右されない主によって、自由な時には得られなかった恵みを見出す時とされていることを思います。病や試みの中に置かれた方々から、祈りのリクエストをいただき共に祈ることをさせていただいています。やがて試練を乗り越え、あの期間がイエス様をより近く感じる時となりました、という証を伺い大きな励ましをいただきます。どのようなところにあっても主の恵みは注がれ続けます。このことを信仰の仲間と共に主のみからだなる教会で味わわせていただきましょう。

 

 2月の臨時総会において新しい会員の方々を迎えること、また2021年度の計画と予算が承認され、新たな思いで働きを進めようとしています。その中心には、礼拝や祈祷会が置かれています、主を見上げ、主に頼り、賛美と祈りを献げるといういつもと変わらぬ歩みこそが土台です。試練にあっても、いつもと同じように過ごしていたダニエルの姿に習う者とされたいと願います。

 

 また副牧師招聘の議案も承認され、吉田真太郎師を副牧師として迎えることになりました。流山福音自由教会が新たな段階を迎えます。宗形が遣わされて二十年以上が過ぎました。あっという間なのですが、やはり長い年月でもありました。主を愛し、主に愛されていることを週ごとに覚えながら、主の救いのみわざの働きに加えられ、愛する主イエス・キリストに共に仕えて参りましょう。