月報「流山」より

「ただあなたの御名に」

2019年3月 牧師 宗形和平


「私たちにではなく、主よ、私たちにではなく、

ただあなたの御名に 栄光を帰してください。あなたの恵みとまことのゆえに。」

詩篇115篇1節

 

 


  2月の臨時総会において新会堂建築に向けて大きな一歩を踏み出しました。ここまで導かれてきたことを通して、本当に不思議な経験を幾度もさせていただきました。長らく現在の地に会堂を建て直すことはできない、と考えられてきました。ところがある方々との出会いによって、この地に会堂を建てることができる道が開かれ、きれいな(問題のない)状態にすることができることが分かったのです。これをクリアしてさえおけば、この後(次は数十年後となるでしょうが)、安心してこの場所に教会堂を建て替えてゆくことができるようになるからです。主のなさり方は不思議です。私たちの状態をご存知で、切なる祈りを受け取り、思いも掛けない方法で答えてくださいます。それは聖書が描いている通りの生ける主なる神様そのものです。このお方のみわざを私たちも経験させていただき、みことばへの信頼が深められることは、なんという喜びでしょうか。

 

 新しい会堂には、神様の臨在を感じられる会堂、近隣の方々への伝道のためにも開かれた教会、そして第一・第二礼拝を一つとして大人と子どもが一緒に礼拝を捧げられるように、などの願いがあります。信仰の継承については、痛みとともに常に意識し続けていなければならないことです。大人たちが、全天全地を創造され、支えておられる生ける神様の御前にあることを覚え、見上げ、恐れをもって真剣に祈り、賛美をささげている姿を週ごとに見続けることは、それだけで主が生きておられることをその身に染み込ませてゆくものであることを思います。

 

 一切のことを「私たちにではなく、主よ、私たちにではなく、ただあなたの御名に 栄光を帰」すことができますように。礼拝の後、祈り続けてくださっている会堂建築のための祈りの積み重ねに、主がどのように働いてくださるのか、楽しみ待ち望んでまいりましょう。